忍者ブログ
ことばは矢のように、あなたのこころに突き刺さる。 あやふやで不安になることばも その傷が癒えることばも。
[303]  [302]  [301]  [300]  [299]  [298]  [297]  [296]  [295]  [294]  [293
いつもどおり神田明神へのお参りのあと(数年ぶりのおみくじ大吉!)
ささやかな新年会をしたのだけれど
その時に集まったいつもの理系メンバー(太陽メンバーで、かれこれもう12年の付き合いです)
と、エコについての話題で盛り上がった。

そもそも、今「流行」のエコって何なのか。
エコノミーのエコなのか、エコロジーのエコなのか。
はたまた、エンバイロメント・コンシャスの「エコ」なのか。
基準は今の段階では、受け取る側に任せられている。

今、社会では「ゴミ排出量を何10%削減した」などという企業の宣伝が
テレビで流れているけれど、突然そんなことが可能なのだろうか。
某メーカーでは、ゴミが80%削減されたという。
そんなに急に削減できるものなのだろうか?
だいたい、人間生きているうちにゴミを全く出さないというのは無理なこと
だと思うし、ましてや書類を使う企業のこと。
ゴミが急に20%になるなんてどう考えてもあり得ません。
どんなに頑張っていても、そんなに削減することは、私は不可能だと
思うのです。

その「ゴミを何%削減した」というからくりは
実は「燃やせばリサイクルしたことになる」という考えがあるからです
燃やすというのは基本的で究極な処理方法だと思うが
実は燃やしたことで

「燃料として使った」

というカテゴリーに入るのだそうだ。
よって、書類は燃やすことで「焼却燃料」としてリサイクルされたことになる、と。
私はこのことを聞いて「えええーーー!!」と思いました
日本人一般の認識とあまりにかけ離れている。
今の世の中は、そういったことを知らずに
エコという言葉だけが、本質から外れて独り歩きしてはいないだろうか。
ゴミを業者に回収してもらう時も
ゴミを出す企業が

「これは、資源ごみですから、資源ごみカテゴリーで回収してください」

と申し出れば、そのゴミは資源ごみでごみではないのだ。
しょせんゴミなのに。言い値みたいなものです。

「これただのゴミじゃないよな?資源ごみだよな?リサイクル対象だよな?」

という回収業者への押し付けが、まかり通っているというのです。

そういう実態があるのに、何が「ゴミ排出量を80%削減」だ。
ゴミが出てる量は変わらないけど、回収するカテゴリーや廃棄方法を
ただのゴミ扱いされないようにしただけの
単なる悪知恵状態ではないか。
日本人は世界でも頭のいい人種と言われている(大学の経済学の先生談)
そうだが、その知恵を単なる屁理屈づくりや悪知恵に働かせているような
そんな気がして仕方がなかった。

以前、尊敬する養老先生が

「本当にエコするなら、エコ替えなんか言ってないで車は壊れるまで乗れ!
そして車が壊れたら電車に乗れ!」

と言っていた。
はっきりいってその通りだと思う。
まだ使える状況なのにそれを捨てるのがエコか?
環境にやさしいとはどういうことを指すのか。
資源を使わなければいいのか。
それとも、環境に良ければいいのか。
そもそも、環境に良いとはどういう基準からなのだろうか。

そんなことを真面目にあほらしく語り合ってしまいました。

京都議定書というものがあります。
京都議定書で取り決められているCO排出量についての決まりも
自分のところで出したそのCOを、どこの国に押しつけて処理させるかで
今世界で見えない火花が散っているというのです。
期限までに削減するために、どっか他の国にお金出して「燃料」として売る。
どこか根本的なことが間違っていると思いませんか?

表面的な薄っぺらいクリアをしたところで
いったい何の利益が地球にあるのか?
エコからかけ離れていませんか?

これを機械に、エコを考え直してみませんか。
エコという二文字は、いったい何を指しているのかを。

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
<< 無題 HOME 年賀状 >>
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
木蓮
性別:
非公開
自己紹介:
山へ行けばわかるよ
カウンター
最新コメント
[05/07 pochi]
[05/01 moto]
[05/01 moto]
[05/01 バード]
[04/29 pepipo]
忍者ブログ [PR]