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ことばは矢のように、あなたのこころに突き刺さる。 あやふやで不安になることばも その傷が癒えることばも。
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昨日、40歳になりました。

30代は、大学に入学し、6年勉強し、
卒業して国家試験を受け、合格し
「医療系国家資格が欲しい」という目標を達成した10年。

初めて、ねこという柔らかな生き物との暮らしを始めた30代。

そして、つい先日、出会いから10年
一緒に穏やかな暮らしを続けていた人や家と
10年の節目でお別れしました。

別々の人生を歩むことを決断するまでに
猶予がなかったし、相手に考えさせる余裕も与えられなかったこと
最終的には、風のようにあっという間に裏切ることになってしまったことに
今でも後悔の念がわいてきます。
最終的に同じ結果になったとしても
もう少し優しく、暖かく、手を放していけなかったものかと。

思い出は美化されるとよく言いますが
私のここ数年の「選ばれないつらさ」は薄れ
一緒にいた優しい記憶だけに支配される日々が
勝手ですがつらく寂しく、たまらない気持ちになり
涙がぽろぽろと流れてくる日々が続いています。

目の前にいくら素敵な未来が用意されているとしても
この気持ちは理屈ではどうしようもしがたく
一生懸命毎日、「執着を手放そう」と言い聞かせても
それにもまして記憶というのは残酷で
いつか私にもその記憶が微笑んでくれるのを
ただひたすら、待つことしかできません。

上書きも削除もできないもの。

ただ、一緒に生きていく記憶。
それは、人の人生を巻き込んだ、あっという間の10年でした。

いることが、当たり前だと思ったことが
一番私の悪いところでした。

40代に入り
私はまた、今までにない人生に挑戦することになりました。

子供を産んでみたい。
お母さんになってみたい。

私の漠然とした希望が
どうやらもうすぐ叶えられそうです。
まだ何にも、準備なんかできていないのにね。

それでも人生を生きていく。

つらいことも悲しいことも乗り越えて
後悔も切なさもあきらめも繰り返し
そしてまた朝が来るたびに
目を覚ます私がいる

涙も過去も超えて

それでも 海へ 還る。

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