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ことばは矢のように、あなたのこころに突き刺さる。 あやふやで不安になることばも その傷が癒えることばも。

うれしい再会

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昨日は大学生時代の恩師に会いに、大崎(五反田?)にある立正大学へ。
都内の大学って、キャンパスが狭いような偏見があったのですがここはものすごく広い。
そしてすごくキレイでびっくりしました。

97年に卒業してから、一度も会っていないので
なんと10年ぶりの再会です。
年賀状は毎年出していた(ような気がする)けれど、それ以外は殆ど
連絡もしていなかったのに、ちゃんと顔を覚えていてくれました。

私が学生だった頃、その先生は「先生一年目」。しかも後期からの赴任でした。
卒業するまでの一年半に一体どれだけお世話になっただろう。
学科も別だったのにもかかわらず、ほんとにいつも話を聞いてくれました。
担任よりも何倍も世話になったという自負があります(笑)

高校を卒業して、初めて故郷を離れた私は
故郷の呪縛と自由の間でさまよいながら 
自分は自分であるということが 
つかみかねている頃でした

私の存在は 一体どこに行けばいいのだろう
ここは私の居場所ではない、と 
大講堂から逃げ出したくなったりもしました

私は一人でいることを所望したはずなのに
一人でいると その所在がわからなくなってしまっていた
そんな私は 先生の存在がどれだけ救いになっていたことだろう 
だけどあの頃の私は
飛び出した故郷を振り返ることもできず 前を見る余裕も無く
今、この瞬間が全てだと思って生きていたし
明日のことを 考えることも無かったと思う

きっと自分はそんな瞬間の目撃者を
求めていたのかもしれない
記憶を共有してくれる人間の存在を
必死に探していたに違いない

あの頃に比べて
きっと私は余裕が出てきたのかもしれません
近くを凝視するまなざしではなく
遠くまで見られるような目に なったように思います

10年の時が過ぎて
何の偏見もなく、私にもう一度会ってくれて
お酒を飲みながら 沢山話をして
ああ、この先生は本当にいい「人間」なんだなあ、と
しみじみ思いました。

いい人間との出会い。

こういう出会いがある人生って
本当に素晴らしいなと 思います


電車に揺られて いい気分で
0時30 帰宅
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# by sky-moto | 2007-04-06 12:44 | 日記

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人は生きているだけで奇跡なんだと
私に昔 話してくれた人がいた

人は
沢山の元素でできている
だけど
元素だけでは生きられない

沢山の「生」が
苦しいと 泣いているんだよ

元素だけでは生きられないはずの人間が
生きていることだけで 奇跡なんだと
その人は言っていた

あの頃の私は・・・

今の私ではもう 伝えることすらできなくなってしまった
だけど いつでも 
忘れることは無い
あなたは私の人生で沢山の言葉を教えてくれた
その言葉の一つ一つを
私は今でも鮮明に覚えている

だけどあの頃の私は苦しかった
まさに思春期だったのだ
自分の存在の居場所を
探し続ける生命体でしかなかった

だけど今でもあなたのことを忘れることはない

人は元素だけでは生きられない

沢山の生が 苦しいって泣いているんだよ僕らの中で


さようならも言わずに
私はあの時
もう、私ではなかった。

今も見守っているよ。
生きていて欲しい。
私が医者を目指したのは
あなたを死なせたくなかったからだ。
私が死なせない と
いつか 言ってみたかったからなんだよ。 

(2006.8.10)

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産まれる前の記憶はいつまで残っているのでしょうか
まだ脳細胞が発達していない頃は別ですが
妊娠後期にもなると もうすでに脳は発達しています
ということは 胎児には記憶できる能力が既にあるはずなのです
ただ その記憶の持続力というのはやはり未熟なのと
外に産まれ出た後は刺激が多いので
その新しい、まさに「生まれて初めて」の様々な刺激が記憶にかぶさり
忘れてしまうのではないかと思います

3歳くらいまでは、胎児のころの記憶をまだ忘れていないと言われています
お子さんに聞いてみて、びっくりされた方もいらっしゃるでしょう

考えると
あれほど穏やかで平穏な日々は無いと思います
あたたかな水の中でぷかぷかと浮いているのは
何も恐れることはなく 何も不安になることはありません
ただただ、母親のからだに抱かれて幸せな日々を過ごしていればいいのです
生まれ出ることは 自分で息をして 苦しんでそれこそ
「自分の力を使って生きていく」ことで
さぞ辛い経験なのだと思う
それでも陣痛として母親に「生まれでたい」と訴え母親もそれを受け止め
二人で力を合わせて この世界に飛び出てくる

子供は強いなと思う
「産まれるのが嫌だ」とか「このまま外の世界に出るくらいなら死にたい」と
思う子がいるだろうか
誰もが一生懸命 生きようとするではないか
そしていろんな人達が「生かせよう」とする

だけどいつの日にかそのことを忘れてしまう
そして時々 「もうだめだ」と 音をあげたりもする

だけどやっぱり人は生きたいと思う
生きて生きて 生きまくりたいと思う
子宮にいた頃の記憶が
きっと本能として 人間には残っているんだ

子宮の記憶
忘れてはいけない
あれだけ苦しい思いをして 産まれてきたんだ、私達は。

2007/1/12

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