忍者ブログ
ことばは矢のように、あなたのこころに突き刺さる。 あやふやで不安になることばも その傷が癒えることばも。
私が私でいられる場所は

地球上には無いのかもしれない

私の中の「私」は
いつも居場所を求めている
夢がかなうことを願うのと同じくらいに。

拍手[0回]

PR
僕は酸欠にも似た
めまいに襲われながら
一本
また一本と
やめていたたばこを吸う

ここに僕がいないと
君にはわかるのだろうか
引き留められもしない
悲しみよりも慈しみを
分かりにくい愛を

一本また一本
たばこに火を付けるようだね
そのたび僕は
酸欠になっていく

苦しみよりも慈しみを

悲しみより歌を

ここに僕がいないということが
君にはわかっているのだろうか



拍手[0回]

疑うのをやめた途端

傷つくのが怖くて

自分から手を離すのをやめた途端

空の向こうと、きつくきつく

心の糸が、結ばれていく。


傷ついたはずのあの時の私は
絆になって
細い糸は人生を紡ぐ意志になる。


二人でどんな色の糸を編んでいこうか

空よりも碧く

海よりも深く

夕焼けよりも美しく。

拍手[0回]

心が
体が

どんなに離れていようとも

忘れたことがない。

瞳の端にほんの一瞬

映っただけで

それがあなただと。


こころが、からだが

あなたを覚えている。

拍手[0回]

誰かと一緒にいたくなる。
誰かと一緒にいて、バカな話して盛り上がって
ご飯を食べて満足して、ばいばいって手を振って別れた
何の中身も無い話
ただ喋るだけの話
思い出も何もない2人の間に
何も得るものなんか無いってわかってるのに
ただ、独りが淋しいから
時間があったから
ただそれだけ。

ご飯にいるんだと教えたら
軽いね、って言われた。
軽いね。
軽いって言葉がすごく重かった。
たった一言。
重たくって耳から離れなかった。

私は誰でもいいわけじゃなくて
誰かじゃないとダメなんだ
だからこの一言で
誰でもいいから一緒にご飯を食べにいったことに
ものすごく後悔して
心が痛くなった。

だけど
誰かじゃなきゃだめなのは分かっているけど
私のこと以上に大切なものに一生懸命になっている人に
その人が全てというように
ただ、合わせるだけの生き方はしない。
そういう生き方はもうしたくない
私は私で、生きて輝きのかけらを見つけないといけないし
自分のことも輝かせなくちゃならない
そうしないと あなたに見つけてもらえないから

私はその人の前で笑っていて
一緒にいて楽しいと思ってほしい
私は独占されたいと思われるけど
私も独占したいと思うけど
それはただのわがままで
私はあなたのすべてを自分のものにすることができない
あなたが持つ色々なものに魅かれたから
私だけが全てにはなってほしくない
そして私は水槽の中に閉じ込められて
どんどんやせ細っていく金魚のようになりたくない
あなたがくれる餌だけで生きていきたくない
あなたがいなかったら
死んでしまうような金魚になりたくない
綺麗なだけの金魚なら
いっそ死んでしまったほうがましだと思うから

私は大きな川で泳いで
時々あなたに見つけられて観察されたい
新しい発見をされたい
あなたと会えない間どんなところを泳いでいたのか
どんな景色をみてきたのかを話たい
だからあなたがいない間
淋しいけれど一人で色んな場所で泳ぎたい

そして時々あなたに両手で掬いあげられて
大きな手に包み込まれたい
その時だけは私は
あなたしか見えない
あなただけの金魚になる。

拍手[0回]

さようならと愛してるの間を

行ったり、来たりする。

抱きしめたいとバイバイの間を
行ったり来たりする。

それは振り子ではなくてスパイラル
気持ちではなくて魂

こころが痛くて

行ったり来たりする。

拍手[0回]

あんなに泣いたのに

人はまた誰かを好きになってしまうのだろう

あんなに泣いた、はずなのに。

拍手[0回]

夕立がして
夏の匂いがした。
取り残された、夏の匂いが。

懐かしい匂いがした
アスファルトに吸い込まれる雨の香り
雨音の中のヒグラシ


泣いてばかりいたあの頃
泣く涙も枯れていたあの頃
最近は本当の感情から逃れてばかり


あなたの目の前で
弱音なんて、吐けないのよ。

夏の雨が泣いている

私の涙と一緒に
アスファルトに吸い込まれていく

後に残るのは
夏の匂いと
雨上がりのヒグラシ。

拍手[0回]

本当に見たいものは
あんまり近づきすぎると
逆に見えなくなるものなんだね
ピントがうまく合わなくて
見たいものがぼやけてしまうものなんだ
だからきっと
ぼんやりとしか見えない中で手探りで
何も結局、掴めていない。

本当に見たいものは大好きなものだから
出来る限り近づいてその息吹を
感じていたいと思うけど
近づきすぎると逆に見えなくなるように
暖かさやぬくもりも
感じられなくなるのかもしれない

近づきすぎると自分が動いただけで
そのものにぶつかってしまう
自分の腕や足が
心が声が
言葉が気持ちが
ぶつかりあって傷つけて
自分の身動きすら取れなくなる

私が私で両手を広げていられるその距離まで

本当は離れていなくてはならなかった

それが人間の生きる距離
支えるための腕は
伸ばせるだけの距離を保たなければならない
近づき過ぎるとその腕で
あなたを支えることすら出来ず
自分もこの場所に
立ち続けることも、出来なくなる。

拍手[0回]

私の中にある

私の心は
私という枠にはまって

今日も身動きが
とれないでいる。


村上昴「 わたしのこころ」より引用

拍手[0回]

君に「おやすみ」言った後

深く静かな夜の海

窓の向こうは 沖天月

この夜が
消えてしまわぬうちに
僕も深い眠りに落ちよう

眠りを見守る夜の海

海に映るは 沖天月

波に揺られて
風に揺られて
君の言葉に触れて
僕は海に浮かんでる
ふわふわ海を感じてる
君を深く感じてる

深い夜
眩しく瞳に映るのは

窓の向こうの沖天月

君の心を照らすのは

碧い空の沖天月。

拍手[0回]

その時、木々は碧かった。

思い切り深呼吸して

未知の世界へ挑もうとしていた。

木々はだんだん碧を増し

僕は走ることを覚えた。

木々をそよがす

風になることを覚えたんだ。

その時、木々は燃え出した。

赤く 赤く

風に炎を移すように

青い空も燃え出した

そして季節はめぐり

風は僕の中に、大きな木を育てた。


(村上昴Ⅳ~そこに君はいた~より引用)

拍手[0回]


過去を許そうと思った時

それはもう 過去ではなく

過ぎ去った

現実でしか無かった


拍手[0回]

カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
プロフィール
HN:
木蓮
性別:
非公開
自己紹介:
山へ行けばわかるよ
カウンター
最新コメント
[05/07 pochi]
[05/01 moto]
[05/01 moto]
[05/01 バード]
[04/29 pepipo]
忍者ブログ [PR]