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ことばは矢のように、あなたのこころに突き刺さる。 あやふやで不安になることばも その傷が癒えることばも。
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産まれる前の記憶はいつまで残っているのでしょうか
まだ脳細胞が発達していない頃は別ですが
妊娠後期にもなると もうすでに脳は発達しています
ということは 胎児には記憶できる能力が既にあるはずなのです
ただ その記憶の持続力というのはやはり未熟なのと
外に産まれ出た後は刺激が多いので
その新しい、まさに「生まれて初めて」の様々な刺激が記憶にかぶさり
忘れてしまうのではないかと思います

3歳くらいまでは、胎児のころの記憶をまだ忘れていないと言われています
お子さんに聞いてみて、びっくりされた方もいらっしゃるでしょう

考えると
あれほど穏やかで平穏な日々は無いと思います
あたたかな水の中でぷかぷかと浮いているのは
何も恐れることはなく 何も不安になることはありません
ただただ、母親のからだに抱かれて幸せな日々を過ごしていればいいのです
生まれ出ることは 自分で息をして 苦しんでそれこそ
「自分の力を使って生きていく」ことで
さぞ辛い経験なのだと思う
それでも陣痛として母親に「生まれでたい」と訴え母親もそれを受け止め
二人で力を合わせて この世界に飛び出てくる

子供は強いなと思う
「産まれるのが嫌だ」とか「このまま外の世界に出るくらいなら死にたい」と
思う子がいるだろうか
誰もが一生懸命 生きようとするではないか
そしていろんな人達が「生かせよう」とする

だけどいつの日にかそのことを忘れてしまう
そして時々 「もうだめだ」と 音をあげたりもする

だけどやっぱり人は生きたいと思う
生きて生きて 生きまくりたいと思う
子宮にいた頃の記憶が
きっと本能として 人間には残っているんだ

子宮の記憶
忘れてはいけない
あれだけ苦しい思いをして 産まれてきたんだ、私達は。

2007/1/12

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