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ことばは矢のように、あなたのこころに突き刺さる。 あやふやで不安になることばも その傷が癒えることばも。
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今日はコレを書きたいな、と思いつつ
一日過ごしているけれど
日々のいろんなことが目の前に通り過ぎて
ここに向かっているころには 
書きたかったことを忘れてしまっています

昨日は日曜日。
秋葉原で大きな事件が起きていました

「人生に失望してやった」

「誰でも良かった」

って、何を考えてんだ、あーた。

人生に失望したからと通り魔殺人というのが脈絡が無さ過ぎ。
失望して暴れたかった ならまだ話も分かるが
どうして自分の怒りやわだかまりを
何の関係も無い他人に向けようとするのだろう
色んな人は きっとそう思うに違いない
私も怒りとしてはそう
「自分の中の出来事を、何の関係も無い人に向けるなよ」
と思う

だけどきっと この容疑者(もう現行犯だから犯人でいいのかな)は
私たちが「関係の無い人」としてくくっているその「くくり」「区別」が
付けられ無かったのではないだろうか

「世の中が悪い」と思えば
自分以外の人間はみんなその「悪い世の中」の人。
自分というとても小さい世界観が出来上がっていたとしたら
その世界を脅かす社会という脅威は
自分以外の他人と同義だったのかもしれない。

日本というか
世界というのは不思議な気がする
自分という、とても小さい星の集合体のようだ
どこかの星の住人が殺人事件を起こしても
どこかの国がたとえ爆発したとしても
自分や周りの星に被害が無ければ他人ごと
そういったことが起きていたことさえ
気づかないかもしれない。

そういった小さい星の集合体が
まるで銀河系のように連なっているだけ
協力や強調なんてありはしない
だって 別の星の出来事でしかないんだから

アナウンサーの彼女が自ら命を絶ち
西の国で大地震が起こり
身近な場所で通り魔殺人事件が起きても
私たちは私たちの歩みを止めることはないし
記憶をとどめて置くことも無い
今日も私たち人間は
ニュースに流れた瞬間だけ目を奪われ
ニュースが終われば 過ぎた過去のように
自分達の星の上で ひたすらいつものように
生活をしているだけ

ニュースに流れ無い間も
事件は続いているし
人々の悲しみも続いているのに
テレビは瞬間だけを 報道する


まるで星の王子さまの世界のよう

それぞれの国に
それぞれが生きているだけ

あなたの隣の国は
今何が起こっていますか

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