忍者ブログ
ことばは矢のように、あなたのこころに突き刺さる。 あやふやで不安になることばも その傷が癒えることばも。
[926]  [925]  [924]  [923]  [922]  [921]  [920]  [919]  [918]  [917]  [916

いままで霧がかかっていた世界に
まるで光が降り注いだように
どこかで霜を下していた私が
まるでゆっくりと暖かい日差しで溶けたように
心の月は満ちている。

求めても求めても
二度と触れることが出来ない。
代わりに触れられるものを求めては拒絶され
その理由がなにかも分らなかった日々。

でも今は
こんなにも満ち足りた気持ちに
なっている自分がいる。

どうしても自分の中で埋められなかった
人間が生きていくために必要な
目に見えないもの。
それを、やっと手に入れて私は
昨日も今日も、これからも
生きることが出来ると
そう確信している。


何十年かかかっただろう
心の月が欠けて、再び満ちるまで
一体いくつ傷ついて
失ってはまた 求めただろう

心の中にあなたがいる。

ただそれだけのことなのに
私はただこれだけが足りなかった。

私が私であるために必要だった
どうしても埋めたかった
まるで月のクレーター。
美しい瞳にたたえる光を
私はもう、一生忘れない。

もう迷わずに生きられる

あなたがいた。

あなたがいる。

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
プロフィール
HN:
木蓮
性別:
非公開
自己紹介:
山へ行けばわかるよ
カウンター
最新コメント
[05/07 pochi]
[05/01 moto]
[05/01 moto]
[05/01 バード]
[04/29 pepipo]
忍者ブログ [PR]