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ことばは矢のように、あなたのこころに突き刺さる。 あやふやで不安になることばも その傷が癒えることばも。
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帰ろうと思います。

前に帰ったのは、2年生の夏
同級生の結婚式に出たきりで
(たぶん)4年ぶりの帰省。
前にいつ帰ったかも覚えてない。
そのくらい過去。

その時、「次いつ帰るの?」と言われて
卒業するまで帰らないと言ったんですが
とある記念行事があったことと
被災地支援で石巻や女川ばかり行っていて
地元の津波被害の様子やその後など
全く把握してなかったこともあり
・・・・・。

言い訳ですね。

急に青い森が懐かしく悲しくなったのです。

記念行事は一つの理由。
でも、なかったら決して帰らなかったことは事実。

これは帰れという事だろうと思って
帰ることにします。

私は今まで、青い森で起きた私の過去に
ずっとずっと引きずられて生きてきました。
忘れることも、消すことも、なかったことにもできない。
私の人生に刻まれた、決して消えることのない
もはや体の一部になったもの。
私は人を愛するたび、その傷をどうしてもないものにして
前を向くことが出来なかった。
その傷をもって、怯えながら愛することが常だった。
好きになることは、怯えることと同じだった。

この私が、受け入れられるには
その傷ごと受け入れなくてはならないからです。
私の体の一部となったそれは
私の中ではまだ、気になる傷なのです。
「ああ、そういえばあったね」くらいに
その存在を忘れることが出来ない。
目立ちはしないけど、心のどこかでいつも気にしている。
深いところにある大きな傷跡。
でも、きっとよく見ないと分からない傷。

でも、私はこの傷とともに生きるしかないのです。
もしくは、輪廻転生を信じて一度生きるのをやめるか。

青い森でここまで私は心を揺さぶられてしまう。

だけど、あの海の匂い。
古池と見た景色。
忘れることが出来ない。
人生の原点だから。


私にバッサリ残っているこの傷痕が
それでも生きていたという誇らしい証として
感じられるようになるために
あとどのくらい生きればいいのか分らない。
それでも生きていると
手嶋先生に伝えたい。
古池に伝えたい。

会いたい。

私を当時支えてくれた人達に

一目でいい。
私が生きていること見せたい。




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