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ことばは矢のように、あなたのこころに突き刺さる。 あやふやで不安になることばも その傷が癒えることばも。
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高校の時
私の席のいつも近くにいた人から
突然メールが届きました。
席がえのたびにこっそり
「近くになるといいな」と思っていた。
いつも席が近くて嬉しかった。
46人中、たった11人しか女子がいないクラスなのに。


偶然私を見つけて、その人はメールを送ってくれました。

「高校の時、ずいぶん励まされたから
今度は私が励ます番だよ」

と、まるで私の覚えていないことを言うのです。
私が忘れていてもずっと覚えていて
その人は心に残してくれていた
そして今私の苦しさを知っている訳でもないのに
今度は私が励ます番だよ、と。

ちょっと嬉しくなっちゃった。

相変わらず上司との連絡は断絶。
一方的になんやかんやとメールはきますが。

それにしても
どうして私は
大切な大切な記憶を
大事に心にしまっておくことが
できなかったのだろう。
私が失ったものはとても大きい。

だけど私が失っていても

きっと誰かの心には刻まれている。

私が確かに、そこで生きていたことを。


今私の周りで生きる全ての人たち
北先生や鈴先生、もう会えない古池すら
私が確かに生きていたことは
きっと心に残るんだろう
私の心に残っているように。

記憶は不思議だ

なつかしい。

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