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ことばは矢のように、あなたのこころに突き刺さる。 あやふやで不安になることばも その傷が癒えることばも。
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私が青い森に住んでいたころから
大好きだったシンガーソングライターの服部祐民子が
活動を中止して東京から離れることになりました。

古池と聞いた服部祐民子。
「彼女は服部祐民子が好きだった」という
村上昴の詩もあったほど。


リズムに合うただの言葉の羅列を
「音楽」と呼んでいる世の中で
メロディに詩を乗せて歌いあげるそのスタイルは
今の日本では、受け入れられにくかったのかもしれない。
実際、メジャーデビューしたものの
あまりぱっとしたことはなく
じっくり聞くようなコアなファンがついているだけで
ヒットチャートをにぎわす事など無かったからだ。


ポップでキャッチ―なメロディに
良く分からない日本語の言葉の羅列を乗せているものが
今求められている音楽だとしたら
きっと今の世の中は「言葉の持つ力」「言葉の大切さ」なんて
ピンとこないのだろう。
だからこそ、路上詩人なんかがごく当たりまえの言葉を
書くだけで
それに感動し、心を動かされるのかもしれない。

昔の音楽はみんなそうだった。
みんな、詩に沿ったメロディだったはずだ。
歌詞カードを読めば意味の通じる「詩」だったはずだ。

いまはどうだ?

歌詞カードを見たって
パラグラフ単位での文章の整合性があるのがやっとではないか。
今の世の中、メッセージソングなんて
うざいだけなのかもしれない。


服部裕民子のラストライブは、10月。
絶対に行こうと思っている。


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