ことばは矢のように、あなたのこころに突き刺さる。
あやふやで不安になることばも
その傷が癒えることばも。
海の向こうのあなたはまるで
入道雲のようね
切ないほどの海のきらきら
遠くに見える夏の思い出
もくもくとした中に潜む
熱い思い。
あなたといられないなら
誰とでも同じのように思えた
だけどいろんなことが
パズルのようにうまくかみ合わさって
不完全なもの、それを埋めるものが
絶妙で私は
こうして生きてこられたのだと思う
会えないあなたと
毎日そこにいるルームメイト
ここちよい猫たちとの時間
満たされない心
絶妙なパズルだった
わたしはそのパズルを捨てて
全く新しい
まだ出会って2か月の
新しい世界と一緒に生きていくことになった
絶妙なかみ合わせでバランスをとっていた私の心は
まだ、やり場のない心のピースを
組み合わせることができないでいる。
入道雲のようね
切ないほどの海のきらきら
遠くに見える夏の思い出
もくもくとした中に潜む
熱い思い。
あなたといられないなら
誰とでも同じのように思えた
だけどいろんなことが
パズルのようにうまくかみ合わさって
不完全なもの、それを埋めるものが
絶妙で私は
こうして生きてこられたのだと思う
会えないあなたと
毎日そこにいるルームメイト
ここちよい猫たちとの時間
満たされない心
絶妙なパズルだった
わたしはそのパズルを捨てて
全く新しい
まだ出会って2か月の
新しい世界と一緒に生きていくことになった
絶妙なかみ合わせでバランスをとっていた私の心は
まだ、やり場のない心のピースを
組み合わせることができないでいる。
20代から30代にかけて
私はただの金魚のようなきらきらで
ただそれを掬ってみたい大人たちに追いかけまわれされて
遊び半分で背びれや尾びれはボロボロになっていった
ただの珍しい金魚
泳ぎ方が独特で
珍しい見た目で
夜店で掬っては自慢するような
なんの取り柄もない
家に帰って世話されることもない
掬ったら飽きてしまう
ボロボロの金魚
水槽の水の中で息絶える
大切な家族と和気あいあいと
「珍しい金魚ね」なんて言いながら
私はただただ、消費される
汚い水の中で
ただただ、命を消費される
飽きれば死ぬまでそのままで
私の人生は水槽の中で
そのうち苔がはえて 誰も見ることもない
そんな金魚だった。
いつかキラキラした大きな水の中で
泳ぐことを夢見て
私は今
酸素も送られない水槽で
ただ、死ぬのを待っている。
追いかけまわされてちぎれた腹鰭を
「あら、汚いわね」
「不格好ね」
なんて言われながら。
私はただの金魚のようなきらきらで
ただそれを掬ってみたい大人たちに追いかけまわれされて
遊び半分で背びれや尾びれはボロボロになっていった
ただの珍しい金魚
泳ぎ方が独特で
珍しい見た目で
夜店で掬っては自慢するような
なんの取り柄もない
家に帰って世話されることもない
掬ったら飽きてしまう
ボロボロの金魚
水槽の水の中で息絶える
大切な家族と和気あいあいと
「珍しい金魚ね」なんて言いながら
私はただただ、消費される
汚い水の中で
ただただ、命を消費される
飽きれば死ぬまでそのままで
私の人生は水槽の中で
そのうち苔がはえて 誰も見ることもない
そんな金魚だった。
いつかキラキラした大きな水の中で
泳ぐことを夢見て
私は今
酸素も送られない水槽で
ただ、死ぬのを待っている。
追いかけまわされてちぎれた腹鰭を
「あら、汚いわね」
「不格好ね」
なんて言われながら。
暖かくなってきて
ようやく空が見えるようになってきたから
ふと思うのだけど
ただ笑っていられる人がいたというのは
人生の中で本当に幸せだったんだなあと
何の変哲もなく
にこにこと近づいて
心の中に絡みついてくるように
すがって追って時には人目もはばからず恫喝し
その前で一歩も動けない 私は
私は
まるでツタに絡まれている人形のようだ
時々救い上げてその手できれいに洗われて
また同じ場所へ戻される
お前には ここが居場所だよと
まるでおもちゃ置き場の定位置のように
言い含められる
そしてまたツタは絡み始める
ひきはがしても引きはがしても
陽がさせばそこから芽吹き
気づけばツタのからまった跡が
私の体の内にも外にも
そこら中に残っている。
ようやく空が見えるようになってきたから
ふと思うのだけど
ただ笑っていられる人がいたというのは
人生の中で本当に幸せだったんだなあと
何の変哲もなく
にこにこと近づいて
心の中に絡みついてくるように
すがって追って時には人目もはばからず恫喝し
その前で一歩も動けない 私は
私は
まるでツタに絡まれている人形のようだ
時々救い上げてその手できれいに洗われて
また同じ場所へ戻される
お前には ここが居場所だよと
まるでおもちゃ置き場の定位置のように
言い含められる
そしてまたツタは絡み始める
ひきはがしても引きはがしても
陽がさせばそこから芽吹き
気づけばツタのからまった跡が
私の体の内にも外にも
そこら中に残っている。