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ことばは矢のように、あなたのこころに突き刺さる。 あやふやで不安になることばも その傷が癒えることばも。
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今日はちょっと、まじめな記事でも書こうかな。

やっと心理学生の上半期の講義と単位認定試験が終わって
講師一年生の私としてはほっと一息。
講師側に立って初めてわかる、学生のめんどくささ。
そして準備の大変さ。クラスごと平等に教えることの大変さ。
質問になんでも講義中に答えられたらカッコいいのだろうけど
たまに私が考えてもいない質問が飛んで来たり
(さすが社会人学生!)
ほんとに苦労しました。

でも教えるって自分の勉強にもなり
いい刺激になりました。
ちょうど大学の薬物治療学の講義で
精神科領域の治療をやっているのですが
ちょうどまさに私が教えていた領域でしたが
そこで教授がプリントにある病態の説明で

「離人症・・これはとにかく人から離れたがる症状で
孤独を好むんです」

と説明していて思い切り椅子から転げそうになりました(嘘)

でもガクッとなったのは事実。
一部の学生はうんうん、とメモしちゃってるし・・・

違いますよー!先生、分かんなかったけど
字面だけで判断して説明しましたね・・・・

後でこっそり先生に指摘してきました。

私のいる大学は薬学部なのですが
医学部ももちろん、医療系の学部は「臨床」に出るわけです。
でも、臨床薬剤師とか、臨床医師などとは呼ばない。
患者(クライアント)相手はいつでも臨床だからです。

そんな中で「臨床心理士」の命名。
国家資格化も拒否した心理学会は
自ら「医療機関で医師のもと、チーム医療に参戦するのを拒否」
した人たちなのです。

基本的に医療チームはすべて国家資格持ちだけで形成されています。
(医療事務とかの第二臨床職は除く)
そこで、「医師と対等」だとか「看護師よりも偉い」だのと
のたまっている心理士ですが、国家資格も持ってないのは
心理学部出身の臨床心理士だけです。

精神保健福祉士と臨床心理士
両方とも精神科で働くスタッフなのですが
精神保健福祉士は国家資格化に賛成し、
きちんとしたレベルを担保してきました。」
もちろん、医療機関で国家資格を得るということは
医師の指示で働く、もしくは
チーム医療の一員として働くという意識です。

しかし、その国家資格化に反対し、あくまで
学会認定の資格を通した心理学会は、「
医療とは別である」「自分たちは特別」という
意識があるからではないだろうか。

「心理の側から医療を見る」などと
医学的根拠を無視した意見をいう現在の臨床心理士。
どんだけ上から目線なんだよ。

精神医療も、精神医学あってこそ。
精神医学を柱に心理臨床が成り立っていることを
心理学を学問としても主義としても
どっちつかずの状態の「臨床心理士」という人達は
とうに忘れてしまっているのかもしれない。


つづく。


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