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ことばは矢のように、あなたのこころに突き刺さる。 あやふやで不安になることばも その傷が癒えることばも。
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ブログを書いてない間に
古池の夢を見たんです。

夢を見るたび、少しずつ
古池との距離が縮んでいく。
いつか最後に古池がこっちを向いて笑ったら
もう、古池の夢は見なくなるんだろうと思っていた。

まるで昔私が
小学校の校舎にいる夢を
ずっと見ていた時のように
最後に校舎をくまなく回って
もう、その夢は見なくなった時のように。

高校の階段で
いつまでも話しかけられない手嶋先生の夢を見続け
最後に手嶋先生に話しかける夢をみて
もう、先生が夢に出て来なくなったように。

津波で流された祖母の漁師小屋の前で
古池が取材をしている所に出くわして
私は一歩も動けなかった。
ただ、彼を見ていた。

背の高いその姿を
はにかんだ笑顔を
震えた声を

メガネの向こうの優しい瞳
マイクを持つその大きな手
いつか私を撫でてくれた手を
抱きしめてくれた長い腕を
私は遠くで、ただただ見ていた。

ふと
古池が私に気付いて
驚いたようにその大きな目を
もっと大きくして
私の側に、歩いてきた。
何か私に言っている。
怒ってはいない。
ただただ、優しい顔だった。

そこで目が覚めて
私はこれで、古池への気持ちを
終わらせなくてはならないことを知ったのです。


古池は今
報道に移動して
忙しい日々を過ごしているだろう。
二人の女の子にも恵まれて
幸せな家庭を気づいているだろう。
あなたが夢にまで見た、幸せな家庭を。

私は東京の空の下
相変わらずやっているよ

もう私が知っているあなたより
私は随分年を取って
大人になったかな

あなたも好きだった
猫を飼っているよ

私はまだまだ、夢を追い続けています。

あなたは私を救い出してくれた。
金魚すくいみたいにひょいっと。

今でもあなたが大好きです。
でも
青森がキライだった。


ごめんね。

夢に出てきてくれて
ありがとう。





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