ことばは矢のように、あなたのこころに突き刺さる。
あやふやで不安になることばも
その傷が癒えることばも。
どうも最近納得いかない講義がある。
実際の処方を元に、このケース(患者さん)に
なぜこの処方が出ているか、何のための処方か
そしてこの先こういう訴えがあったらどう処方が変わるか?
みたいなことを解説していく講義なのだが
臨床診断学も学んでいない私たちに
処方医でもない別の人が
処方の解説するのに何の意味があるんだろう・・・
この間の講義も
ケース1
60歳、F
半年前にhusを亡くした頃から
不眠、抑うつが出現。
中途覚醒、浅眠、早朝覚醒あり
熟睡感がない(当たり前)
さーて、一番最初に出た処方は
1)スルピリド 50 3T 3×nde
2)トリアゾラム 0.125 1T 1×vds
すごい、中途半端・・・・
そして、先生の説明もかなり疑問。
「こういう場合、うつ病のなりかけってことが多いです!」
「夫の死をきっかけにうつ病を発症する」
ん な わ け ないだろう!!
夫の死をきっかけにうつ状態になることはあるだろうけど
うつ状態が悪化してうつ病になることは、絶対にありえないのだ。
もしそうだとしたら、それはうつ状態じゃなくてうつ病だったんです。
勘違いしている人がものすごく多いけれど
抑うつ(状態)とうつ病は、まったく別のことです。
抑うつ状態が続いていてうつ病になることは
絶対にないのです。
それはなぜかと言うと、状態像であるうつ状態と
うつ病は別のことであり
状態像とは、たとえば風邪の時に「熱が出た」と
同じ状態を指すのです。
だから、熱が出ていた(発熱状態)が長く続いて
熱病になることはないでしょう?
それと同じです。
もし、発熱が続いていて、しばらくしてそれが
熱病、たとえば黄熱病になった、なんてことは
ないのです。もしそれが黄熱病だったとしたら
もともと黄熱病の発熱だったのです。
これと全く同じことが「抑うつ状態」「うつ病」
に言えます。
うつ病のなり始めが抑うつ状態じゃなくて
もし、うつ病の診断が下されたのなら
その人は最初からうつ病だったんです。
そのあたりが日本人で勘違いしている人が
とても多いのです。しかも医療関係者に。
しかも
処方医でもないのに1)はうつ病の治療のため、って
そんな低用量(50~150ミリまでは胃潰瘍の適応量です)
で「うつの治療を目的」なんて勝手に解釈していいのか!?
そして、この最初の処方でも不眠が改善せず
「根本のうつを治療しなくてはならない!」という医師の判断
(というような、たぶん予想)で
さらに3)ミアンセリンを 追加処方した、という説明だったのですが
やみくもに処方薬増やしてどーする!?
1)はうつ治療目的で出したんじゃないの!?
だったらミアンセリン追加する前にスルピリド増量しろよ!
(うつ病治療は150~600ミリで効果を発揮)
と、思った次第です・・・
でも、処方医はスルピリドに手をつけていないところをみると
たぶん、もともとこのケースは食欲不振を訴えていたんじゃ
ないでしょうかね。
食欲不振と不眠。
だからこそ、スルピリド150ミリ処方した。
だからこそ、スルピリドはうつ病(抑うつ状態)
の適応量まで増やさず、抗うつ薬をアドオンした。
こう考えた方が自然な気がするのですが・・・
講義をしている先生はたぶん
独自の読みで勝手に処方箋を解釈してるのでは・・・
だいだい、診察に一緒に入って
診断してるわけでもないのに
何のためにこの薬が出てるかなんて
精神科では薬剤師が予測なんかできないっつうの。
それは、薬から患者を予測するだけで
実際の患者を見ようともしない
これって何か意味あるんだろうか?という気がして
はあ・・・となってしまうんですよね。
実際の処方を元に、このケース(患者さん)に
なぜこの処方が出ているか、何のための処方か
そしてこの先こういう訴えがあったらどう処方が変わるか?
みたいなことを解説していく講義なのだが
臨床診断学も学んでいない私たちに
処方医でもない別の人が
処方の解説するのに何の意味があるんだろう・・・
この間の講義も
ケース1
60歳、F
半年前にhusを亡くした頃から
不眠、抑うつが出現。
中途覚醒、浅眠、早朝覚醒あり
熟睡感がない(当たり前)
さーて、一番最初に出た処方は
1)スルピリド 50 3T 3×nde
2)トリアゾラム 0.125 1T 1×vds
すごい、中途半端・・・・
そして、先生の説明もかなり疑問。
「こういう場合、うつ病のなりかけってことが多いです!」
「夫の死をきっかけにうつ病を発症する」
ん な わ け ないだろう!!
夫の死をきっかけにうつ状態になることはあるだろうけど
うつ状態が悪化してうつ病になることは、絶対にありえないのだ。
もしそうだとしたら、それはうつ状態じゃなくてうつ病だったんです。
勘違いしている人がものすごく多いけれど
抑うつ(状態)とうつ病は、まったく別のことです。
抑うつ状態が続いていてうつ病になることは
絶対にないのです。
それはなぜかと言うと、状態像であるうつ状態と
うつ病は別のことであり
状態像とは、たとえば風邪の時に「熱が出た」と
同じ状態を指すのです。
だから、熱が出ていた(発熱状態)が長く続いて
熱病になることはないでしょう?
それと同じです。
もし、発熱が続いていて、しばらくしてそれが
熱病、たとえば黄熱病になった、なんてことは
ないのです。もしそれが黄熱病だったとしたら
もともと黄熱病の発熱だったのです。
これと全く同じことが「抑うつ状態」「うつ病」
に言えます。
うつ病のなり始めが抑うつ状態じゃなくて
もし、うつ病の診断が下されたのなら
その人は最初からうつ病だったんです。
そのあたりが日本人で勘違いしている人が
とても多いのです。しかも医療関係者に。
しかも
処方医でもないのに1)はうつ病の治療のため、って
そんな低用量(50~150ミリまでは胃潰瘍の適応量です)
で「うつの治療を目的」なんて勝手に解釈していいのか!?
そして、この最初の処方でも不眠が改善せず
「根本のうつを治療しなくてはならない!」という医師の判断
(というような、たぶん予想)で
さらに3)ミアンセリンを 追加処方した、という説明だったのですが
やみくもに処方薬増やしてどーする!?
1)はうつ治療目的で出したんじゃないの!?
だったらミアンセリン追加する前にスルピリド増量しろよ!
(うつ病治療は150~600ミリで効果を発揮)
と、思った次第です・・・
でも、処方医はスルピリドに手をつけていないところをみると
たぶん、もともとこのケースは食欲不振を訴えていたんじゃ
ないでしょうかね。
食欲不振と不眠。
だからこそ、スルピリド150ミリ処方した。
だからこそ、スルピリドはうつ病(抑うつ状態)
の適応量まで増やさず、抗うつ薬をアドオンした。
こう考えた方が自然な気がするのですが・・・
講義をしている先生はたぶん
独自の読みで勝手に処方箋を解釈してるのでは・・・
だいだい、診察に一緒に入って
診断してるわけでもないのに
何のためにこの薬が出てるかなんて
精神科では薬剤師が予測なんかできないっつうの。
それは、薬から患者を予測するだけで
実際の患者を見ようともしない
これって何か意味あるんだろうか?という気がして
はあ・・・となってしまうんですよね。
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