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ことばは矢のように、あなたのこころに突き刺さる。 あやふやで不安になることばも その傷が癒えることばも。
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このところ
頭の中からある人が離れない。どうしてだろう。

数年前
その人から電話がかかってきたことがあった
私のことを懐かしく思い出し
やっと私の元へ 帰ってきてくれたのだと思った
その人も 今までごめんなー
あなたのことがやっと今になって大切だと思えたと

なのに私は強がって
忘れられない人がいる、と言った
そしてそれはまごうことなきその人のことであったのに
なぜ私はあの時に

「うぬ・・・ うぬぼれるなー」



思ってもいないことを言ってしまったのだろう。
その後どうして
自分のことを生きるのに精一杯で
戦って
やっと振り向いてくれたその人に
連絡も取らずにただただ迷い 苦しんで過ごしたのだろう。

私は今でも後悔している
あの時に
何も考えずになぜ会いに行かなかったのだと
このまま会わずにいたら
私を忘れてしまうのだろうかとか
いくつもの優しい日々も全て なくしてしまうのだろうかとか
そんな呪縛から 逃れることが出来ただろうに。

私にとってその人が全てではなかったけれど
存在感があまりにも大きすぎた。
なにもかもが私の鏡面のようで
触れてもいないのに
心の動きが痛くて泣いた日々。

もう帰れないけれど
懐かしく思い出すような思い出ではなく
私の中の 大きな大きな傷となって
この先 癒えることはないだろうな

何もかもが私の片割れのような気がしていた

私が青森を捨てなければ

よかったのに

私は青森を

捨てることしか 出来なかった。

ごめんね。

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