忍者ブログ
ことばは矢のように、あなたのこころに突き刺さる。 あやふやで不安になることばも その傷が癒えることばも。
[732]  [731]  [730]  [729]  [728]  [727]  [726]  [725]  [724]  [723]  [722
実家のある八戸市が津波の被害に遭い
親族津波被害に遭っているのですが
実家に電話するとさほど暗くないし
(むしろ暗いこと言ってられないしくらいの
勢いで、漁師の例のおじさんに至っては
TVのインタビューで(津波の難を逃れた漁船ということで
帰ってきた日にインタビューされていたのだ)

「今年一年はまるっきりしがだながべし・・」
(訳:今年一年は、何をやろうとしても出来ないし、
でも仕方がないだろうし)

と、言ってました。

そうだよね、そう思うのが東北人なんだよな。
自然災害(特に八戸~三陸沿岸の津波)は
来てしまったら、もう誰も恨むことはできないって
そういう考え方なんです。
お金のことに関しても
支援してほしいとか、義援金をくださいとは
言わない。(物資は欲しいというけど)
お金のことを言うのは、恥ずかしいことだと
思っているからです。

私もそういう部分があります。
学費を安くしてほしいとか
分割にしてほしいとか
沢山思うけど
なんだかそういうのを言うのが
何となく嫌なんですよ。
(北先生なら判ってくれるでしょ、この気持ち)

でも、今回は違います
私の手元にはお金がある。
学費を猶予してもらえれば
これをすぐに回せる。
とりあえずの生活費になる。
八戸にも帰ってこれる。
おばあにも会える。
そう思ったからこそ
少し猶予か分割かしてほしいと
思ったのです。

でも、家に話したら
そんなみっともないことすんな!って
絶対言われると思うけどね。

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

今日、ガイダンスで
学生が薬の仕分けのボランティアに
沢山参加してくれた、と
お褒めの言葉を贈っていました。
参加してくれた人には感謝状出そうという
話しにもなってます。〇〇大学、大金星です!
なんて、先生もうれしそう。

でもその話に非常に違和感。

被災地の医師、薬剤師、看護師、そして
自分は被災していないけど被災家族の私
医療従事者は、たとえ地震があったって
目の前の患者に集中し
医療を提供するのが当たり前の事なんです。
たった一人で診療と治療を行っている医師だっている。
私も、普段なら4人で行う診療を
ドクターと私二人で、震災翌日こなしました。

だけど、被災地の医療従事者は
誰も感謝状なんてもらえない。
ボランティアで駆け付けた医療スタッフもそう。
誰も感謝状なんか、もらえないんです。

そういう名誉のためにやっているんじゃない。
当たり前のことをしただけなのに。
あたり前の事でなくしてしまうのは
せっかくの彼らに対して
何となく失礼な気がしたのは
私だけでしょうか。

そして風潮する不謹慎感。
その謹慎は
他者から非難されるのが怖くて
自粛しているのですか。

私のことを不謹慎だという人もいる。

確かに
日本に残って何かできるのであれば
残るべきだと思う。
でも、残って家でただ寝てるだけなら
意味がないじゃないの。
自己満足の謹慎や自粛でしょうよ。

この時期飲みに行って悪いのか。

不謹慎だとか自粛だとか騒ぐ人は
謹慎や自粛してその代り何をやっているのか。
自粛して経済を止めて何をしたいのか。
ただ、批判されないために
何もやってないだけじゃないのか。

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
プロフィール
HN:
木蓮
性別:
非公開
自己紹介:
山へ行けばわかるよ
カウンター
最新コメント
[05/07 pochi]
[05/01 moto]
[05/01 moto]
[05/01 バード]
[04/29 pepipo]
忍者ブログ [PR]