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ことばは矢のように、あなたのこころに突き刺さる。 あやふやで不安になることばも その傷が癒えることばも。
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どうしてこんなにも精神疾患に偏見のある世界に
なってしまったのだろう。

どうして精神疾患を内科に回そうとするのだろう。
まったく違う科なのに
体裁が悪いとか、響きが悪いとか
そういうどうでもいい理由で
専門科へ回そうとしないのだろう
そしてどうして
精神疾患を治療する薬に
ここまで否定的に考えるのだろう。

飲んだら一生飲み続けるとか
薬漬けになるとか
薬を飲むことで悪化するとか

そうやって今まできちんとした
薬物療法を行うことをしないで
目の前の症状だけに目を奪われた
一部の医師のしたことが
どうしてこんなにも
日本中に薬物療法に対する偏見を
作ってしまったのだろう。

精神科は、そんなにも恐ろしいところですか。

そんなにも、自分たちとは違う人が
行くところでしょうか。

精神は見えないから
いつ治るかも、原因もはっきりとは
目に見える形で「これです」と
指さすことができない。
だからと言って
それがすべて本人の性格の問題でしょうか?
本人の気持ちの問題でしょうか。
心の持ちようで何とかなるものでしょうか。

日本人に根付いた
精神科=気がおかしい人が行くところ
という偏見が無くならなければ
自殺なんか減りません。
正しい知識がないまま、精神科というものを
恐れてはいませんか。

精神疾患を
こころの病気だと、心だけの問題にして
「だから薬ではどうにもならない」と
決めつけてはいませんか。

精神=心のことだと
勘違いをしていませんか。

そしてわけもわからず
ただ、腫れものに触るように
接していればいいと思っていませんか。

そのどれもが間違いです

精神疾患は病気です
原因があります
きまった病態生理があります
そして一定の経過をたどって治っていきます
普通の病気と、どこが違うというのでしょうか。
専門科に任せない意味が
どこにあるというのでしょうか。

それこそが
苦しんでいる本人を治療から遠ざけ
治癒から遠ざけるような関わりであるということに
周囲が気づかなければ
精神疾患が放置され、悪化するような関わりしか
生まないのではないでしょうか。


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