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ことばは矢のように、あなたのこころに突き刺さる。 あやふやで不安になることばも その傷が癒えることばも。
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昨日は物理実習3日目。
生物系実習ちがい、出席番号順でならぶ前期と同じ班構成です。

そう。

覚えている人もいるかと思いますが
あの、常に確認したうえに、説明したらそれを否定するという
私がイガグリを投げつけそうになった(というか投げた)彼がいるのです。

したばって今回の私は冷静。

あ、「したばって」っていうのは青森弁で「しかしながら」「だけれども」という意味です。
所により「したたって」というところもあります。
まあ、青森弁講座はおいといて。

彼のぞんざいな態度は、後期になっても相変わらずご健在で
班員に対しての話し方が

ねー! これ三角フラスコじゃなくていいの!
ねー! 〇〇に△ってかいてあるよ!やんなくていいの!
ねー! ねー! もう時間じゃないの!そっちやってよ!

なぜにそんなに態度がでかいのか。
せめて人を呼ぶときに「ねー!」はやめよう。ちゃんと名前があるのだ。
名札だって付けてるから、名前はわかるはずなのだ。

そんなんだから、班の他のメンバーもムッとしているのが
傍目に見てよくわかる。
話しかけないし、やらせないのだ。メンバーの一員になってない。
そんな感じです。彼一人だけ、別世界なんです。彼の中でも、私たちとは
別世界の人間だと思ってるのかも知れない。

前期は大人げなく切れましたが 今回は実習が終わった後
彼が一人になった時に言いました。

「あんな言葉使いしてると、みんなをいやな気分にさせちゃうよ。
これから一緒に頑張っていこう!っていうメンバーになるんだから。
それにOSCEでも態度見られるから、今のうちにあの態度と話し方直していかないと
急には直せないよ」

と、かなーりやんわり、冷静に。そして感情を全く込めずに言いました。

そしたら

「自分でも気づいてはいるんですけど・・直せないんです」

というので

「家でも親に ねー! とかちょっとー!って言ってるんでしょ」
と指摘したら

「そうです・・・」

彼は家では殿様扱いなのだ。
母親に対して「ねー!これ食べられないって言ったじゃん!」
とか、そういう事ばかり言っているそうなのです。
それに素直に従う「ごめんね、ママが悪かったわ」という母。
自分の思いどおりにならないところばかりを指摘する。
しかも、彼の場合相当な早口で、もごもごとこもった感じでこういった
ことを言うので、本当に「ぞんざいな」感じになってしまうのです。

でも、本人気付いてるというので
「じゃあ、少しずつ直していこう!来週からやってみよう!」
と言って彼と別れました。
彼が来週からどうなることか、ちょっと見てみます。
急には直らないですけどね。長年積み重ねてきたわけだから。

彼は5浪しているので、周りの人間は皆「年下」だと思ってるようなんです
自分より下の人間には、ぞんざいな態度をとる。
しかし、クラスの金髪の派手なおねーさん(年下)に
「ねえねえ」と話しかけられたら瞬間的に

「すいません!俺頭悪いんで!」

なんだその返しは。
きっと学生時代、そういう態度で一度や二度
いじめにあったことがあるのだろう・・・
それにしても、自分は年上だから威張っていい。
という態度はよろしくないですよね。
〇〇だから威張ってもいい、ということはないと思うのです。
相手を見下して威張ること自体、よくないことだと思うのですよ、私。

でもここでは自分が上になって
強い立場になれたと錯覚してる部分もあるのでしょうね

いろんな育ち方の学生がいるのですが
特に私の通っている大学は学費が高いので
お嬢様・おぼっちゃまが多いのは事実。
でも、そういった家庭に育ったからと言って、性格が悪くなるとは限らないし
そういった家庭に育ったからこそ、根性ねじ曲がったりもするわけで。
要は環境要因が大きいと思います。

鈴先生とかは「親の育て方が悪い」というけれど
私も、こういった「人間への根本的なかかわり方」や
社会に対する常識的な行動などは
やっぱり親が見本になるから、親の責任が重大だと思うのです。
よく「放任主義」で育てている、と自慢げに言う親がいますが
そんなのは自慢でも何でもなく
常識的な教育や人間としての教育を全く施さずに
今まで衣食住と金を豊富に与えて飼ってきました
と公言してるのとおんなじだと思うのです。

そんなの何の自慢にもならないのに
それが自慢で、非常識な行動や言動も
「個性」と、面倒な関わりをしたくない一心で
無視した結果だと思うのです

人間関係や生きていくことは
めんどくさくて泥臭くてうざいもんなんですよ。
だけどそれを避けていたら
私は人間が人間ではなくなってしまうと思うのです。
人間関係は、うざいのが当たり前。
気遣ったり、気遣われたり。
あたり前が、うざいの3文字で片づけられる世の中が
この先どんな人間社会を生むのでしょうか。


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