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ことばは矢のように、あなたのこころに突き刺さる。 あやふやで不安になることばも その傷が癒えることばも。
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懐かしい感覚。
誰かに似ているように思ったけど
似ているけれど微妙に違うもの。
だけど、系統は似ている。
ずっと一緒にいたいと思うこと
一緒にいたときの感覚。
そうだ、この感覚だ。
三年前の自分を思い出す。
同じ場所にいて
同じように過ごす。
同じようなものを見て
ただ、手を伸ばしても手が届かなくて
どうしても私を選ばなかったということだけが
君とは違っている
この感覚が懐かしい。
君も確かに、そうだった。

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やっぱりわたしは
ふられました
判っていました
ムリめだと

こんな時いつでも
見守ってくれた母さんは
今は居ないから
忘れます
忘れます
新しい私になって
忘れます
忘れます

思い出としてしまいます

あさの訪れ気づかないほど
泣いて泣いて泣きあかしたらきっと
忘れます
忘れられると思います
本日わたしはふられました
やっぱりわたしはふられました

気持ちさえ
通じていたつもりでいたけれど

本日私は
ふられました
やっぱり私はふられました

(熊木杏里 「新しい私になって」より改編)

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大切なものをもっと大切に
毛繕いをするような
優しい感触

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あなたとなら
きっと空も飛べるはず
心地よくて軽やかで
大切な大切な
そんな片方の羽
ただ海に浮かんでいてもよし
あなたはきっと
私の片方の羽

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流れる時間はさらら さらら
掬えないほど透明な
流れる時間は さらら さらら
水底まで見えるような。

ここにあなたがいないこと
あなたがいること
私がいること

存在をめぐるまなざし。

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風切り羽を切られたよう
本当は空を飛べるのに
風切り羽を切られたよう
その籠に
なにも鍵はかかっていないのに
お前は飛べないんだと言われ続けている

風切り羽を切られたように
空を飛ぶことをあきらめていた
この籠の中が自分の居場所だと
何度言い聞かせたろうか
格子の外の青空を
何度諦め過ごしたろうか

風切り羽はまだあるのに
まるで切られたみたいに
空を飛ぶのを諦めていた
青い空は
手には入らないと言い聞かせていた

風切り羽は奪われたんだと

何度そう言い聞かせたろう
青い空の話をする人も
いつの間にか居なくなった

私の羽はいつだって
飛び立つ事が出来るのに

風切り羽は 
まだ残っているから

空だっていつか
必ず飛べると信じてる

その空にあなたが

居たらいいのに


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息もできなくなる恋は
ただ、苦しく眩しく
見つめるだけだったけと
空気のように
息のできる恋は
私の中で 大切な
酸素カプセルのように
繭のように
大切に大切に
私の中で
大切な存在で

その存在をめぐるまなざしは

今までよりずっとずっと

私に優しい空気のようだ。

どうかこのまま私のそばにいてください

私は空気を動かして
一緒に風になってあげるよ。

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またあの子は金魚のように
泳ぎだしていくのだろうか
薄くて破れやすい
あの薄い板に追いかけられて
戦利品のようにぶら下げられて

ねえ、みてみて

これ僕がとったんだよ

私はいつか瓶に入れられて
息ができなくなる

昔はただの鮒だったことを隠して
息の出来ない瓶の中で生きていくのか
それとも本当は鮒だったんだよと話して
川に流されてしまうかな。

あと5分

そのままでいて。

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20代から30代にかけて
私はただの金魚のようなきらきらで
ただそれを掬ってみたい大人たちに追いかけまわれされて
遊び半分で背びれや尾びれはボロボロになっていった

ただの珍しい金魚

泳ぎ方が独特で
珍しい見た目で
夜店で掬っては自慢するような
なんの取り柄もない
家に帰って世話されることもない
掬ったら飽きてしまう
ボロボロの金魚
水槽の水の中で息絶える

大切な家族と和気あいあいと
「珍しい金魚ね」なんて言いながら
私はただただ、消費される
汚い水の中で
ただただ、命を消費される
飽きれば死ぬまでそのままで
私の人生は水槽の中で
そのうち苔がはえて 誰も見ることもない
そんな金魚だった。

いつかキラキラした大きな水の中で
泳ぐことを夢見て

私は今
酸素も送られない水槽で
ただ、死ぬのを待っている。

追いかけまわされてちぎれた腹鰭を

「あら、汚いわね」
「不格好ね」

なんて言われながら。

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書き出しては吐き出して
吐き出しては書き出して
後悔と雑念
後悔と後悔
自分の責任
永遠なんてないと
なぜ思えなかったのだろう
怒りと雑念
後悔と後悔

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大丈夫だよ

大丈夫

前は今ほど暗くないから。

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僕は酸欠にも似た
めまいに襲われながら
一本
また一本と
やめていたたばこを吸う

ここに僕がいないと
君にはわかるのだろうか
引き留められもしない
悲しみよりも慈しみを
分かりにくい愛を

一本また一本
たばこに火を付けるようだね
そのたび僕は
酸欠になっていく

苦しみよりも慈しみを

悲しみより歌を

ここに僕がいないということが
君にはわかっているのだろうか



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あのころ 
あの人に声をかけていれば。
あのとき、
もっと気持ちを伝えていれば。
あのころ
あのころ。
ただ一本の、
わたしのやさしい逃げ場だった。

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うまく手放せなかったな
逃げだしたんじゃなくて
罪悪感がいっぱい

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