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ことばは矢のように、あなたのこころに突き刺さる。 あやふやで不安になることばも その傷が癒えることばも。
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実習が始まってから
よくクラスの同級生に
「どうしてもとさんはここに来たんですか?!」
と聞かれるようになった。
実習でやっている実験の殆どが仕事として経験したことでもあり
知識もそれなりに残っていたので
質問には多少、答えられてはいたのだけど。
逆にそれが不思議に思うのだろう。
なぜ、知っているのに、ここで学び直しているんだろう。
そう思われても、仕方がないよね。

ホントのホントは
医学部の受験がうまくいかなかったことだけど
でも、最近は少しだけ、薬学の面白さにも気づき始めたところです。

今、日本では医師が足りなくなってきました。
これは昔、医学部が増設ラッシュだったときに
定員削減してからというもの
医者が余る、余ると言われ続けたけど
結局医師は都心に偏在し
当直の無い科・オンコールの無い科に新人医師は集中し続け
結局はコンタクト眼科や訳も分からない心療内科や
美容皮膚科など「緊急手術などで自分の時間を拘束されない」科に
人気が集中してしまっただけです
加えて今のスーパーローテ
ありゃいったい何なんだ
いくら医師としての使命に燃えているという期待をこめても
現代っ子には3K(死語?)は敬遠されるに決まってます
実際そうです
お金が沢山もらえて、都会で、緊急オペなくて
オンコールなし
そういう研修医療機関ばかりに集中してしまった

勉強だけできてもだめなんだってことに
早く日本は気づいたほうがいいと思う。

社会人を経験して
それから医師になるような人たちに
もっと門戸をひろげ
医師を確保すべきだと、私は思います
そういった人はきっと
自分の専門としたい科がしっかりビジョンが組まれているだろうし
もちろん、夜勤があるとか、緊急オペがあるとか
そういったことであーだこーだ文句を言わないはずです
今まで甘やかしたから文句を言うんだと思う。

日本は教育を見直したほうがいいと思いつつ
自分は自分の教育で一杯一杯なんですけどね
そんなことを考えつつ
満月の夜は更けるのでした。

実習おつかれさまでした。

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