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ことばは矢のように、あなたのこころに突き刺さる。 あやふやで不安になることばも その傷が癒えることばも。
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このところ疲れているからなのか
何かが満たされていないのか 自分でもよくわからないけれど
何となく周囲の存在と足並みを合わせることができないでいる。
職場の新しい社長の小泉内閣ばりの構造改革や
大学の学生たちに
自分を今まで通りに合わせられないでいる。
それがいいことか悪いことかという二択を迫られれば
悪いことだとも、いいことだとも私は言えないだろう。

私の置かれている立場や存在と、周囲の温度差を感じるのだ。

学部の特殊性から、みな真剣に国家資格へ向けて努力する
そんな学部であろうと思っていた。
私と同じように、背景は何であれ大学に入りなおしたのだから
もっと貪欲に真剣なのだろうと勘違いしていた。
だけどなんとなく違うのだ。
自分は違うといいつつ、ほとんど何も違わないのだ。
全員が全員ではないが
まじめそうに見える友達の子供っぽさに
イライラしてしまうこともある。
まだ若いのだから、いくらでもやり直しがきくではないか。
ここに根を張らずに、やり直したらいいではないかと
私は思う。それはビタ先生が私に言った
「お前は薬学を途中で投げ出すのか?」というような
そんな種類とは違うと思う。
だらだらとここにただ存在するのは、薬学に対して失礼だ。

なんて少し悶々と考えている日々が続いていたら
昨日うたた寝の間に久しぶりに古池の夢を見た。
内容があまりにリアルで
だけど夢の中でも古池に対面した私は固まり
ただただ見つめることしかできなくて
だけど一目で私はそれが古池だと判って
古池一生懸命何かを伝えようとするけれど
結局言いたいことが言い出せないまま
私は泣きながら服部祐民子に訴えるのだ。

目を覚ました瞬間に涙が止まらなかった。
古池の今の現実を、夢の中で見たような気がしたからだ。
古池も服部も、どんどん今を生きて未来へ進んでいっているのに
私だけが取り残されているような
私だけが前に進んでないような
そんな思いで一杯だった。

古池に、遠目でもいいから会いたいなあと思う反面
絶対に触れないものになってしまったその存在が
私の中でとても重くて ただ立ちすくむか
あの頃の私に戻って泣いてしまうだけなのか
私の中で何かが壊れてしまいそうな
そんな不安がある
だからきっと私は青森に帰れないのだ
古池の呪縛にとらわれて
もう二度と帰らないのかもしれないなあ。

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