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ことばは矢のように、あなたのこころに突き刺さる。 あやふやで不安になることばも その傷が癒えることばも。
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駄目だなあ
この時期になると
私は青森を思い出さずに居られない。
捨てたはずなのに
というか
捨てたんだと自己暗示をかけているだけなのだけど
雪の降りそうな鉛色の空の色を見ていると
一瞬 青森かと錯覚してしまう。

そして私はゆらゆら揺れだす。
一人ではいられないのだ。
あんなに独りだった雪国なのに
思い出す度 孤独が雪のように降り積もってくる。

私は
青森全体が嫌いだったわけではない
でも、飛び出すのに十分な条件は揃っていた
青森に居るころから私は
青森を捨てる準備は出来ていたのだ。

去年の今頃
高校の時の恩師に尋ねてみたことがある。

「私の捨てた青森は、まだそこにありますか」

恩師は一言

「あるよ。」 と答えた。

私は青森で何も学ばなかった。(たぶん。)
私の人生の選択肢に
青森で生きる、は無かった。

あの頃の私は青森では生きられなかった。
だから後悔はしていない。
私の青森は
心の中に存在してさえ居ればいいんだ。
まだ行った事のない土地と同じように
ノスタルジックに想いを馳せる地になってしまったんだ。

今年も一年、帰らなかったなあ。

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金曜日は職場に行くと
「すごく煮詰まってるんです」とのカウンセラーさんからの相談に乗る。
スーパービジョンって言うんですが、それを久しぶりにやりました。

カウンセラーさんの今持っているクライアントさんが
なんかうまい方向に持っていけない。
なんでだろう?何が悪いんだろう?何か間違ってるかな?

色々話を聞いていると、
どうもラポール(信頼関係)も出来てない様子
なのにぐいぐいと結論を見せようとしている様子。

「違う、そうじゃないでしょ、って思っちゃうんです」

何でそう思うの?と聞き堀り下げていくと

「その人(クライアントさん)がうちの母親そっくりで」

もしかして、いつもお母さんに
「違う、そうじゃない、なんでわかってくれないの?」って
思ってたんじゃないの?と聞くと

「そ、そうだ・・・お母さんに早く気づいて欲しいって気持ちでやってた」

お母さんに早く本当のこと気づいて、っていうのと
クライアントさんの気持ちを受け止めるっていうのは
全く別の次元だよねえ・・・

「あー。無理やり気づかせる方向に行ってた・・・」

こんな感じで進んでいくわけです。
来週から方針変更です。

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モルヒネという本を借りて読んでいました。

ホスピスの医師のもとに、末期癌の元恋人が入所して
くる話。

モルヒネ。
安楽死と尊厳死。

元恋人はモルヒネを請う。 



遠い昔、私は生きることを否定しない代わりに
死ぬことも否定しなかった。
だけどそれは間違いだと気付いた。

人は生きることや死ぬことを選ぶ権利など
持ち合わせていなかった。
細胞は生きることをプログラミングされ
アポトーシスを迎えるまで私たちは生きているしかないのだ。
プログラムされた死を迎えるまで
私たちは大切に生きるしかないのだよ。

人間は時々
それをすることが出来る能力がある事を
それをしてもいい権利があると勘違いをする。

だけど違う。
きっと違うに違いない。

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手と足を伸ばしても 地平はどこまでも続いて
君の周りに 君を阻むものはない

人の営みのことなど どうだってよろしい!
しょせん たいがいのやつは 
君より早く くたばるだろう

そして君自身も 
その胸に秘めた 希望のすべてを語り尽くすことなく
いつか 君の旅の空の下で
心から疲れ果てて くたばるだろう

だからだから 私が君に言いたいのは

歩くときは
ただ一心に 歩くように

ひたすら よく歩いたと得心のゆくまで

君が歩いたその道程の分だけ 
すべて君の 取り分なのだから

小さき友よ 
もう二度と合間見えることなき 未来の友よ

私の心は 君とともにある

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今日はわからないところがあったので
所長に聞きに行きました

でも、もう直視できなくなってました
声を聞きながら
涙が出そうになりました
そのぐらい辛かったんですよ
でもきっと知らない
所長はそんなこと知らなくていいんです

このままいたら
所長のところで泣いてしまいそうで
(実際所長の前では泣けないんですけど)
でもここで泣いておかないとあとできそうで
煙先生の研究室に逃げ込み
ビタミン先生いたのは知っていたけど
こっそりぽろぽろ泣きました
ビタミン先生は優しいので
きっとそっとしてくれたのかもしれない

けどね、ビタミン先生の顔見たら
泣く気も引いた(笑)

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今日は誕生日です
遠い昔の今頃、私の父と母は
何を思っていたのだろう・・・

今ここに存在している私は
想像も付かない未来を背負って
どうにかこうにか生きてきました

大学生をやっています
沢山の私を取り囲む人がいます
20歳の時にこんな私が想像できただろうか

ビタミン先生におめでとうを言われて
照れくさくて直視できなかったけど嬉しかった
(おめでとうなんて教官に言われることってないでしょ)

この人と論文を書いてみたいなあ
この人の下で研究をしてみたいな。

秀才は周りに何人もいたけれど
天才はそうそういないものなので
私はビタミン先生の側で 
色んなものを見てみたいと思った
天才過ぎて今のところ緊張しっぱなしですが
いつかきっと 役に立ちたいと思ってるんだよね

秀才と天才の違うところは
天才は秀才が考えても考えても到達しないような思想が
突然降って湧いた様に降りてくること
思いもよらない思考が目の前で展開されることを見ているのが
私は好きなのです

好きなのです、というよりも
なんていうかな、圧倒的な才能にひれ伏してみたいのかな


ビタミン先生ありがとう。


と思った誕生日の1日でした。

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しなくていい経験などないと思っていた
だけど そうではなかった

経験はけして
他者を脅かすものであってはならない
そしてけして自己中心的であってはならない

この二つが重要なのだ

それは体験した後にも言えるだろう
自分の経験を決して自己中心的に扱ってはならない
相手に押し付けたりするような経験値であってはならない

そしてその経験に基づいて
他者を脅かしてはいけないのだ。

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時々ここにいることが
判らなくなるなることがある、と所長にメールしてみた。

能天気に学生やっているわけにもいかず
だからって仕事変える訳にいかないでしょ?

「もっと楽な仕事に変えたら?」
「仕事のストレスを抱えながら勉強は大変だよ?」

そりゃそうだけど

そうもいかないでしょ、アルバイトじゃないんだから。
いちぬーけた、は出来ないの。

昨日は担任と副担任と前期試験終了後の個人面談の日。
(こういうところが高校っぽい)

「もとさんには・・・ えー。何も言うことないなー
            このまま頑張ってください」

えっ(笑)

いいのかい、それで。


最近新しい発見をしました。
化学の補習で

「何てこいつは嫌味な教官なんだ! おい!」

って思った教官が、実はすごーくいい人だったこと。

「あれは失言したな~って思ってるんだよー」って
言ってました。

ふふふ、面白いね。天才って。
(↑この教官、天才特有の落とし穴持ってるんですよね。)

久しぶりに、天才の側にいてみたいと
思いました。

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おはようございます

日増しに寒さが増していきます

気がつけば
歯が痛くなりそうなほど甘かった金木犀が
いつの間にか また来年までおあずけです


一年前の今頃私は
どうしてか過去にこだわっていました
こだわっていたというよりも
かつて抜け落ちていた過去を
私の中でどうしても取り戻したくなっていたのかも
知れません。

一年たった今

通り過ぎるだけの過去は

そのまま再び通り過ぎるだけで

大切だったものは存在し続け 

今は新しい生活をしています。

この今のために壊さなければならなかった関係

過去に戻ってやり直さなければならなかった関係

今の自分が必要なぶんを

持ち切れる分だけ。

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鈴先生のおすすめ、今日は学生よろず相談所の煙先生のところへ。
今日の時間割は一限の次が4限というどーよ、これ?という時間割。
なので 空いてる時間に煙先生のところへ行ってきました。

友達のことも心配やけど、今自分もいっぱいいっぱいやー!!
(なぜか関西弁)

急にいっぱいいっぱいになったのは
自分では理由がわかってるんですけどね。


それは、私にとっての予備タンクが無くなったからです
私が空っぽになったと想像したとき
予備タンクがあるんだ!という安心感があるのと
これでもう空っぽだ、という危機感 では
圧倒的に予備タンクがあるほうがいいだろう

でも 今考えたら
予備タンクが脆かった。

不覚。

急に今まで「あった」(と思っていた)ものが無くなって
それも突然なくなったので
今の私はおろおろしてるわけです
現状がうまく飲み込めていない人とおんなじです
まだ 慣れてないんだね 
予備タンクなしの生活に

明日は久しぶりに北先生に現状報告会。
色んな話をしてこようと思います。
(本当のことを知っているのは、もしかしたら北先生だけかもしれないと
ふと 今思った)


それにしても
ここまで深読みされたり
勘違いされたりするくらいなら
私は男に生まれれば良かった
私はその辺の区別をほとんどつけずに人に寄っていくので
自分では考えたことも無かった
人間と会話をする。
人間同士で存在する。
それしか考えたこと無かったのに
色々とめんどくさい世の中だねえ
私は自分の性別がどちらでも構わないと思う
どちらにもこだわらない

じゃあ恋愛はどうすんの?と
この話をすると必ず聞かれるけれど
そういった特別な関係に陥るのは
最初からそういうカテゴリーで見てないと私の場合無理なんです

途中からカテゴリーを変えるとか
そういうことが出来ないのですよ 私には。
不器用なのかどうなのか知らんが・・・









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連休はのんびり過ごしていました。
今まで読めなかった本が一冊あります。「墜落遺体」という本です。

墜落遺体。

それはもう数十年も前になるでしょうか
日航ジャンボ機機が、御巣鷹山の尾根に墜落した、飛行機の単独事故では世界最大と
言われているあの墜落事故です。
その死体を検視した刑事さんが書いた本が、この「墜落遺体」です。

墜落した500以上にも上る遺体は、どのように検死され、どのように個人を特定したのか。
そしてその当時のエピソードが書かれています。
墜落した遺体は、場所にも寄りますが完全遺体と呼ばれる、五体満足なもの以外の
バラバラな部分遺体が多かった、とあります。
しかし、その体の一部分からでも、個人を特定し、家族のもとへ引き渡そうという執念と努力。
そしてご遺体は家族のもとへ帰っていくわけです。
その仕事の中で、医師は、歯科医師は、看護士は。
警察は、日航の職員は。
いったいどういうことをし、何を考えていたのだろう。

それがこの本には詰まっています。

私はこの本を読んでいて、涙がこぼれそうになりました。

体の一部分、そう、たった指一本しかない遺体でも、
「これは私の妻です」と断言した夫。
片足一本でも、何百という遺体の中から「お父さんだ!」と叫んだ少年。


それは紛れもなく、愛情、いやそれ以上の何かがもたらす力、感覚だと思うのです。

この世の中には、科学では解明できないものが沢山ある。
そして私は、それはたとえいかに人類が進化し、科学技術が発展しようと
けして見失ってはいけないものであると 思うのです。

事故に遭われた乗客・乗員の方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

命とはいったいどこからくるのだろう

そして命はいったいどこへ行くのだろう

私たちは忘れてはいけない

目に見えるものだけが真実ではなく

目に見えないものはないのと同じではない。


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昨日は午前だけ出社で、午後は学校で勉強しようと思ったけど
なぜか結局9時-4時の昼休みなしのフルタイム労働。

急いで電車に乗り、学校へついたのは5時半でした。
そこから最終学バスの8時まで勉強してました。

おとといは鈴先生と話したくなって4階へ。
ちょうど階段上っているときにうまい具合に遭遇して、20分くらい
話しました。といっても鈴先生、絶対に自分のペースを崩さない。
まあそれはそれでいいけど、壁を感じる。。

久々に恋愛の相談を受けました。
あまりにも私がズバズバ言い当てていくので

「なんでわかるの!?」

そうかもね~
一応分析や5年もやってますから・・・・(苦笑)

メールを見ただけで
「コレは、○○ってメールを返す前に○って送ったんじゃないの?」
「ええーー!なんで知ってるのーー!!」

ある意味、当事者以外には非常に判りやすかったりする訳です。
分析とかやってたら面白いほどわかりやすいだろうね 恋愛に関しての
第三者的観測は
恋愛途中の二人は ある意味いっぱいいっぱいなので
普段なら気づくところに気づけないことが沢山でてくる
そして 普段の自分では理性が抑圧して出さない行動を
ぽろぽろとこぼしていくのです

それを客観的に拾い集めてみると
とても判りやすかったりする訳です
そう 恋愛の相談は非常に面白い
その人間の「いっぱいいっぱいになった状況」を 見ることができるからです

でも だからといって
精神分析やっている人はモテモテだったり
自分の恋愛は思うようにいくかといわれたら
まったくそうではなかったりする

客観的に恋愛する、ということは不可能だからです。

時々立ち止まって自分を客観的に分析することもできないことは
ないですが

自分で自分を分析しはじめ、それによって行動をとると
なんだか人生に醒めてしまうんですよね・・・・
たぶん 名越先生も同じだと思う
名越先生は

「女性や人間をカテゴリーでしか見られない」

とテレビで語っていたことがありますが
それに近いものが私にもあるのです

ある意味人間としてどうなのか・・・?!
自分自身の人間としてのあり方としてどうなのか。。?!

まあそうやって 時々ひどく
目の前の私を見てしまって醒めてしまうことがあるのですよ






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試験 始まっております
そんな中でニュースはいろいろなものを私の耳に届けています

光の母子殺害事件。

被告人に私は、
「君は、何のために裁判をしているの?」と問いかけたい。
犯した罪に対してか? それとも、自己保身か?

「僕をなめないでいただきたい。これからの人生でつらいことがあっても耐えられますよォ」

君は場所をわきまえた行動が取れないのか・・・?
相手と自分の立場の差がわかっていない。社会的な生活を営むにはあまりにも
人格として未熟ではないか。
それを、私は母親がいなかったせいだとか、父が不在がちだったとか、そういうったことで
いっぺんにまとめてくくって欲しくないと思う。

人は凶悪犯罪者に何か「自分とは違ったところ」を見つけたがる。
おかしいではないか。
相手が人間だとわかって殺したら、私はそれは殺人の意図があって行った
あくまで殺人罪に問うべきだと思っている。
精神鑑定で救うのは 
「相手が人間ではなかった」と考えて行った場合、それが精神的なものでもなんであれ
人間ではない場合と確信して行った場合のみだと思うのだ

誰でさえ、人を殺すのは罪、なのだと思う
人を殺すのはいけないことなのだ
それがわかっていて(意識できていて)それでも殺した場合は
精神鑑定しても意識清明だと判定すべきだ

精神障害者だから殺人が許されるのではないと 私は思う
だけど情状酌量はあるべきだと思う
でも、それを悪用するやつが出てくる
それにだまされている場合じゃないのだよ鑑定医は

鑑定医は現役の臨床医であって欲しい。


話がそれちゃった。。。


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朝早くおきて勉強・・・
といいたいところですが 最近疲れてるのか眠くてしょうがない
早く寝た分 早く起きて勉強。。。するつもりがスッキリしない。


昨日は自分の中になかったものが

今日 突如生まれることがある

大切なもののこともあるし

それは 捨ててしまうものかもしれない

でも 少しその生まれたものを 

育ててみたい気がするのです

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このところ何となく頭痛がするなあと思っていたら
昨日の朝から熱発してます
なんとなく 風邪なのかなんなのか・・・
食欲もあまり無いです

たぶん試験前で生活が不規則なのと
仕事のストレスでしょうかねえ
突然 私のいなくなった職場は 上手く回るわけがなく
色々と混乱しているようです でも出来るようになってもらわないとね
いつまでも私がいられるわけではないので・・・

昨日は20時まで学校で試験対策。
その間に鈴先生とお話することができました。
最近ちょっと↑のことでやられていたので 近寄りがたかったのですが
学食で遠くから手を振られたりして
ちょっと 行って見ようかなあ、と。

えいやー、です。

石井ゆかりさんのブログでも、今週は上手く波に乗る週だからね。

実際行ってみると 鈴先生とたっぷりお話できて
ストレスちょっと解消です
人と話すだけで(言語化するだけで) スッキリするとは
まさにカウンセリングの初歩的なものだと思う
そしてその相手に私は 鈴先生をここでは選んでいる
加藤研究所の所長でもいいのに
所長とはこういう話したくないんだよね。。。。

大好きなんだけど、相談するのは別の人にしたいという感じ
いや、大好きだから弱いとこ見せたくないのかな
元気な自分を装っていたい・・・・
いや違うなあ
加藤研ではニュートラルになれるところで
ぶれた自分が戻せる(戻る)場所なんだろうね きっと

加藤研は行ってはみたけど

「試験問題作成中につき学生立ち入り禁止」

と張り紙してありました

「ごめんなー 試験期間終わるまで入れないかもしれない」

と謝られてしまいました いいんですよ 別に(寂しいけど)

いつも謝ってくれるのが所長の変なところ
別にいいのに・・・


そうそう 昨日の朝メールをチェックしたら
最初の学生時代にお世話になった 北先生からメールが届いておりました
この人もぶれない
私の尊敬する大好きな人間の一人です
当時はその辺が良くわからなかったけど、
なんとなく傍にいると居心地が良かったのかなあ
今の所長と同じ感じかも

試験まであと5日

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